北海道胆振東部地震 2018.9.6 AM3:08 体験談

北海道胆振東部地震

北海道は災害が少ないと思っていた

台風も北海道に着く頃には勢力が弱まってることが多いので、被害も少ないですし、

地震も大きな地震はあまり経験したことがなくて・・・・

正直、安心しきっていたところがありました。

私の住んでる地域は、北海道の旭川です。北海道で1番の都市は札幌。2番は旭川。3番は函館です。

旭川は川の街と言われていて川がとても多い街です。そして自然災害が少ない市とも言われています。

その理由としては、

  • 地震は正直、関東大震災の時の震度4程度が1番大きかった地震です。
  • 台風の被害が少ない
  • 火山による影響が少ない。

なので地震が起きたときは正直ビックリしました。

北海道胆振東部地震が起きた時

普段は、深夜に起きているタイプではない私なのですが、たまたま起きていて、ウトウトしていたんです。

2階の部屋にいたのですが、なんか気持ち悪い。なんか揺れてる・・・・ハンガーに掛けられた、上着達が一斉に揺れ出したのです。

え????揺れてる。しかも大きい!!!←大きくて震度4しか経験がない。ほとんど地震も来ない地域なので驚き

揺れて、横の部屋で寝ている、母に声をかけ、すぐにテレビをつけました。

北海道安平町で地震かあ。震度6かあ。大きいなあ。

北海道で地震なんて珍しい。

旭川で震度4なんて結構揺れた方だよね・・・・とか母と話しているところ、停電になりました。

え?急に真っ暗。停電!???

停電になったことはほどんどありません。地震のあとだったので、地震のせいだとは思いましたが、すぐ電気が復旧すると思っていました。

深夜だったので、もう一眠りしようかなあとも思ったのですが、地震があったあとだし、停電だし気になって眠れませんでした。

朝方になり、少し気持ちも落ち着いたので、もう一眠りしました。

きっと目覚めたら停電が治ってるはずと思い・・・・

ですが、昼頃起きても停電は復旧していませんでした。

こんな長い時間停電になっていたのは初めてです。

初めての長い停電

私の家はよくテレビを見ているのですが、テレビからの地震の情報もなく、唯一の情報源は携帯でした。

ラジオもあったのですが、手回し自家発電のラジオで、ラジオを聞くにはずっと手回しの部分を回していなくてはならず、途中で諦めてしまったのです。

ラジオを聞こうと一生懸命回していたのですが、なかなか聞きたい情報が聞けず。結果、情報は携帯で友達とのライングループから入手しました。

30人くらいのライングループなのですが、皆で情報を共有出来たので、色々な情報がわかりました。

電気が復旧している所としていないところがあること。

地震のあったお昼頃、ほとんどのところは電気はまだでした。

ですが、病院の近くだったり、主要道路の近くだったり、する人のお家は電気が早めに復旧していました。

信号機もほとんどついていなかったのですが、朝、停電したまま仕事ができるのか、わからず、大多数の方がとりあえず、職場に行き、帰ってきました。

大きな道路以外はほとんど信号機ついていませんでした。

どうなるのか不安でしたが、皆譲り合い、友人の話では、いつもの出勤より早く職場についたよと。日本人の譲り合いの精神が発揮されたなと。

中には、電気が復旧していて、仕事の人もいましたが、大多数の人は地震のあった当日は仕事がお休みになったと思います。

電気が通ってない家にずっといても、北海道全域が完全に復旧するのには1週間以上はかかると・・・・(地震当初に聞いた話)

1週間も停電が続くのは正直辛いと思いました。

私の家は、電気だけ使えなかったのですが、水も使えなくなったお家もありました。

水はマンションなどでは水を汲み上げるためのポンプを使っているところ、そして地下水を組み上げているところは使えなくなっていました。

電気までならまだしも、水道も使えないとなると厳しいです。

まだ9月初旬でしたので、私の住んでるところは最高気温20℃後半程度ありました。

最悪、水でお風呂入ることも可能かと。

飲み物、トイレ、お風呂、はなんとかなります。

電気が止まると冷蔵庫も止まります。

友達の話ですが、買いだめしていた、アイスをまず食べたと。(笑)

アイスは溶けてしまいますもんね。

なるべく冷凍庫は開け閉めしないで置いておきました。

私の家は結果、地震のあった次の日の朝4時過ぎに電気復旧しました。

電気復旧(約1日後】冷蔵庫の状況

ほとんど開け閉めしなかった冷凍庫の状態はというと・・・・氷が四角い形から丸の形になって溶けていた感じでした。

丸一日くらいなら、そんなに影響は少ないかと。

冷凍食品も早めに食べれば大丈夫かなあ。と。

ただし、開け閉めしなかった結果です。

これで冷凍庫のドアの開け閉めがあると状況はかなり変わります。

冷蔵庫はほどよく空間があり、冷凍庫は隙間がないほうが冷えるそうです。

私の家には1合分ですが、専用の鍋でごはんを炊いて食べてました。

おかずは冷蔵庫の中身を消費するので大丈夫ですが、やはりご飯は大事ですよね!!!

停電時のコンビニ、スーパーの対応

冷蔵庫の中にある程度野菜や食品が残っていたので、買い物にも行かなかったのですが、

停電後のコンビニは人があふれていたようです。

夜中3時の地震だったのにも関わらず。コンビニの店員さんは、停電しているにも関わらず、商品を売っていました。

営業しているだけでもありがたい話なのに、その店員さん、そしてスーパーのレジの人に文句を言う方がいたという情報を何度か聞きました。

停電の中、頑張って働いているのに、文句を店員さんにいうのはおかしいと思います。

もしかしたらみんなが一斉に買い占めをすると他のお客さんが買えないから、1人何点までとか、制限があり、それに文句を言っていたのか、なんなのかはわかりませんが・・・・そんな話を聞くと悲しくなりますね・・・・

セーコーマートが神と呼ばれた理由

皆さんはあまり聞きなれないかもしれませんが、北海道にはセーコーマートというコンビニがあります。

今回のこの地震では少し、セーコーマーとが話題になりました。

車のバッテリーから給電し、営業を継続していたのです。

そして、停電中おも暖かい食事を提供していたのです。

他のコンビニとは違うところが、ホットシェフがあるということ。

ホットシェフとは???

出来立てで美味しいご飯を食べてほしいという心使いから、店内で調理しているんです。主なメニューにカツ丼やおにぎりを手作りしているのです。

全店舗でホットシェフの商品が変える訳ではありませんが、このホットシェフのおかげで、震災の時助かりました。

震災時、なかなか暖かいご飯が提供されていないなか、暖かい白飯の販売、唐揚げやフライドポテトを提供しているのだ。

他のコンビニではない。

ネットの情報をみると、セーコーマートはお米も調理もガスでしているようだ。

なんだかこのような情報を見ると嬉しく感じる。

そしてセーコーマートを応援したくなる。

道産子はセーコーマートが震災で頑張ってくれたことを忘れないと思う。セーコーマートがカッコよく見える。

というかカッコイイ!!

停電になって困るもの・・・・携帯は唯一の情報網

昔では考えられなかったと思いますが、情報は携帯で得る社会です。テレビで紹介されているのは、携帯が充電できる場所です。

充電したい人はたくさんいるので、30分しか充電できません。フルに充電できないので、正直辛いです。

携帯がだんだん進化して携帯のカメラはとても綺麗に映るようになりました。10年前に比べると、携帯の進化は凄まじいと思います。だからこそ、携帯の充電の方も力を入れてくれたらいいなと思います。充電がなくなるのは仕方ありませんが、被災した時などを考えて、すぐ充電できる充電器?を開発してくれたらなあと。私は無知で何もわかりませんが、今回の地震での携帯の充電の大切さを知りました。被災した人々のほとんどが、携帯で情報を得ています。家族や友人と無事かどうかのやりとりをしています。もし、充電がすぐできるものがあれば、充電するために並ぶ必要もなくなります。

携帯の充電をすぐできるものの開発を勧めていただきたいなあ。無理なのかなあ。

色々発達してきてる世の中で無理などということはなくなってきているような気がするので、私は期待して待っています。

地震から4日

スーパーにはまだお肉やお魚はほとんど並んでいません。

パン屋は混んでいます。

コンビニでのパンやおにぎりはすぐなくなっていました。

カップ麺なども売れているのですが、すぐ食べれる、今何もしないで食べれるものはおにぎりやパンなのです。

知り合いのパン屋の話ですが、いつもの倍の売り上げがあるそうです。

パン屋を見に行きましたが、人があふれ、パンもあんまりなかったです。お店の方は急いでパンを焼き、店頭に出しますが、すぐなくなっていく、という状況に見えました。

地震が起きて、人の優しさを感じた

人は助け合って生きています。

私も地震当日、停電していたので、友人のお宅で充電させてもらったり、皆で集まり、ボードゲームしたりと。楽しませていただきました。本当に感謝です。

2ヶ月の赤ちゃんがいるお友達の自宅が停電しており、電気復旧している子が止めてあげたり、お風呂入れない子をお家に泊めて、お風呂を提供したりと、皆助けあっていました。

人の暖かさに触れました。

私の住んでいる、旭川は、次の日の夜にはだいたい電気の方は復旧していたんじゃないかと思います。

北海道全域で考えると早い方だったように感じます。

札幌の清田区はテレビで見る限り、液状化で家が傾いたり、道路がぐしゃぐしゃになっていたり、余震も続いています。

1週間以内に本震が来るかもしれないので、心配です。

地震から一週間

大きい地震がこないことを祈るばかりです。

北海道は地震の影響で、現在、節電をよぎなくされています。苫東厚真火力発電所の全面復旧が11月以降にずれ込む見通しだからだ。

北海道は9月からだんだん寒くなっていき、9月の最低気温は一桁になったりもする。

今後、寒さにより、暖房器具を使うのは生きるのに必須となる・・・・だが、節電もしなくてはならないとなると正直厳しい・・・・今後が不安なのは間違いない。

私はあまり詳しくはわかっていないのだが、苫東厚真火力は北海道の約半分の電力を補っていたところらしい。

なので復帰していない今、節電をしなければならないのだ。

早期復帰を願うが・・・・それと同時に今後このような地震があった時に同じようなことが起きるのかと思うと不安である。

北海道はでも、こんなことで負けはしません。

道産子魂を見せる時です!!

心配してくださっている道外の方々、ありがとうございます。頑張ります!!